こんにちは空き家の売却相談ナビです。今回は不動産を売る2つの方法(仲介と買取)の違いについて記載していきたいと思います。どちらも一括査定サイトなどを使って不動産会社に査定を出してもらうまでは一緒ですがその後の手続きが異なります。

買取と仲介の違い

買取と仲介
(画像引用元:http://www.legal-re.net/comparison/)
不動産の買取とは業者自身があなたから不動産を買い取り、リフォームなどをして転売を行います。それに対して仲介では売りたい人と買いたい人を不動産会社が仲介(媒介)し売買を成立させます。

不動産を売却して現金化するまでの流れも異なり、仲介では媒介契約を締結した後、買主と売買契約を締結するのに対し、買取では不動産会社と売買契約を締結するのみです。

不動産売却の流れ

仲介と買取のメリット・デメリット

不動産仲介と不動産買取のメリット・デメリットは下記の通りです。不動産買取の方がメリットが多いのですがその分、売る値段は安くなってしまいます。

仲介(媒介)のメリット・デメリット

買取の場合、相手が業者なので安く買い叩かれる可能性がありますが、仲介の場合、買主は一般消費者なので買取に比べると高く売れる点がメリットです。

また、様々な買いたい人へ広告宣伝を行うので多様なニーズがある物件では指値が入らず思わぬ高値(売出し価格)で売れることもあります。

デメリットとしては買主が見つからない限り、売買が成立しないので成約までに時間がかかる点が挙げられます。また、仲介手数料がかかると共に、売買契約や残高決済時に日程調整の手間がかかります。

 

買取のメリット・デメリット

買取のメリットとしては手間がかからない点が挙げられます。売買契約までの時間がかからないと共に一般的には全額一回で決済してくれます。

また、仲介手数料がかかりませんし、大きな会社では社内に司法書士がいたり、自社で登記ができるケースもありますので司法書士への登記手数料がかからないこともあります。

反対にデメリットとしては安く売ることになる点です。業者は仕入れとして買取を行うので高く売るのは難しいです。

仲介と買取まとめ

買取で売却 仲介で売却
物件価格 仲介より安い 買取より高い
訪問者数 買取業者のみ 複数名
成約までの期間 1か月 1か月~6か月
仲介手数料 0円 価格の3%+6万円+税
瑕疵担保責任 なし あり(の場合が多い)

まとめると上記の通りです。瑕疵担保責任については業者買取では「なし」で売買することが一般的です。

仲介の場合は「あり」にして引き渡しから2ヶ月などにするケースが多いですが築古の空き家やマンションでは「なし」で売買することも良くあります。

売り急いでいないのならば仲介(媒介)で数ヶ月募集を行い、反応がない場合、買取に切り替えると言うこともできますので、あまり難しく考える必要はありません。

なお、買取の場合、可能な限りたくさんの不動産会社に査定してもらった方が高く売れます。今回の記事が不動産売却の参考になりましたら幸いです。