民法

こんにちは行政書士講座比較ナビです。今回は「私が一発合格した行政書士試験勉強方法」や「民法科目の概要」について記載していきたいと思います。行政書士試験では出題傾向が変わった平成18年以降、5肢択一式問題9問、記述式問題2問の合計11問が出題されます。

記述式は2問で40点の配点となっており、民法全体では合計76点の配点となっています。憲法に比べると出題範囲が広く、難しい問題が多いため点を取りにくい傾向があります。しかし、配点割合が高いですし、実務でも使う頻度が高い法律科目なのでしっかり勉強する必要があります。

民法科目の概要

民法の出題内容は択一式問題、記述問題ともに、条文判例を問う問題で占められており、学説や理論を問う問題はわずかしか出題されません。他の試験(宅地建物取引士)などでも同様ですが民法の試験科目では具体的な事例を使った問題が多く出題されるため、事例の構造を短時間で理解するテクニックが必要となります。

応用問題や細かい知識が必要な問題も多く出題されるため憲法や行政法などの科目に比べると難易度が高くなっています。記述も含め60%〜75%程度の正解を目指し勉強すると良いでしょう。

一発合格のための民法攻略法

民法の試験科目

民法は非常に膨大な範囲の条文となっており、判例もたくさんあるので通信講座や通学講座を利用し勉強したほうが圧倒的に効率がいいです。行政書士試験で問われる内容は基本的な内容の問題が6割程度、難問・奇問4割程度となっており、基本知識を抑えれば6割の得点は取れるでしょう。

問題の形式としては事例問題が多く、事例を図式化する能力が必要となります(私が合格に使用した画像のテキスト参考)。図式化は様々な方法がありますので自分にあった図式化の方法を試験3ヶ月前までには定着させ、短時間で問題を把握し解けるようにする必要があります。

本試験の問題の解く順番民法科目で意外と重要なのが本試験での問題の解き方です。民法は知識も重要ですが、その場での理解力も必要なので頭をかなり使います(憲法や行政法は知識系問題なので記憶から導き出して解くことができるのでその場での理解はあまり必要ありません)。

このようなその場での理解が必要な問題は時間をかけすぎてペース配分をミスしてしまうことがあります。私の場合、時間が無いなど焦るとミスが出るタイプなので試験本番では行政法から解き初めて、民法は行政法の後に解くようにしました。

合格のための勉強方法

勉強方法

民法は範囲が広いため、重要な論点であっても未だ出題されていないような問題がたくさんあります。そのため、過去問を解くだけでは不十分となっており、予想問題や模試をたくさん解くようにしたほうがいいでしょう。

また、択一式と記述式では必要な知識の深さ(レベル)が異なります。択一式ではなんとなく覚えていれば選択肢を絞ることができますが、記述では「種類債権の特定が生じ、引渡義務の内容が確定するのはどのような時か?」という問いに対し言葉で要件を話せるレベルまで知識を持っていく必要があります。

予備校などで出やすい記述のポイントを解説してくれますし、模試などで問われた記述は確実に解けるレベルまで勉強しておくことが合格のためには重要です。

合格に必要な勉強時間

民法の勉強時間の目安としてはインプット(テキスト読み込み+予備校講義受講)に80時間アウトプット(問題演習)に100時間の合計180時間となっています。私は宅建士の試験にも合格していたので民法は一通り勉強していましたがそれでもトータル200時間程度の勉強は費やしました。

民法でも憲法科目などと同様にはじめは民法ばかりの勉強をしたほうが効率がいいのですが試験に3ヶ月前くらいからは可能な限り、毎日すべての科目を勉強したほうがいいでしょう!今回の記事が行政書士試験や勉強方法の参考になりましたら幸いです。

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