こんにちは行政書士講座比較ナビです。今回は「私が一発合格した行政書士試験勉強方法」や「憲法科目の概要」について記載していきたいと思います。行政書士試験では出題傾向が変わった平成18年以降、5肢択一式問題5門、多肢選択式問題1門の合計6問が憲法科目より出題されます。

出題内容としては条文問題、判例問題が中心となっており、出題分野は憲法総論分野から1問、人権分野から3問、統治分野から2問と満遍なく出題されます。出題の問題レベルはそこまで高くなく、基本的な条文や判例問題が問われる傾向があるので条文、判例を丁寧に押えれば全問正解も狙う事ができます。

一発合格のための憲法攻略法

テキストの使い方

行政書士試験の憲法科目で全問正解を狙うのならば条文の意味を正確に理解する事がまずは重要です(画像は私が受験生時代に利用したテキスト)。

条文を知識としてただ単に暗記するのではなく、条文が、日本統治システムの中でどのような位置づけなのかまず抑える必要があります。

そして、最も重要なのが判例です。判例では具体的にどのような事案でどのような判例が出ているのか抑える必要があります。私の場合「様々な予備校の模試の解答解説」や「他の参考書で重要だと感じた部分」を一つのテキストに可能な限り書き込んでボロボロになるまで使いこみました。

人権分野の勉強法人権分野は判例の勉強が中心です。「エホバの証人剣道実技拒否事件」「津地鎮祭事件」「法廷メモ採取事件」「猿払事件」など有名な判例の勉強を行います。法学部出身者には馴染み深い判例かもしれませんが私のような法学部以外の出身だと初めて学ぶ判例ばかりです。一通り判例を頭に入れた段階で問題を解き、間違えた箇所をテキストで確認するという作業を永遠と繰り返すことで知識が定着します。

憲法のテキスト

統治機構の勉強法統治機構は条文中心の問題が多いです。こちらも勉強方法は人権分野と同様でまずはざっくりとインプットを行い、その後アウトプット(問題演習)を行います。インプット・アウトプットを繰り返すことで知識が定着します。こちらも間違えた点や別の観点からの解答解説など自分で理解しやすいと思ったポイントなどを一つのテキストに集約し書き込みました。

合格のための勉強方法と勉強時間

行政書士試験合格のためにはメリハリをつけた勉強が重要です。私の場合は、1つの予備校をメインとして活用し5つの予備校の模試や短期講座を受講しました。その中で講師が出ないといったところは捨てて、出る可能性が高い部分のみ深掘りして勉強しました。

勉強時間の目安としてはインプット(テキスト読み込み+予備校講義受講)に40時間アウトプット(問題演習)に60時間の合計100時間が他の受験生と戦い、合格を勝ち取るための最低勉強時間の目安です。はじめはインプットに割く時間の割合が高くなりますが試験に近づくにつれてアウトプット中心の勉強方法に変えていきます。

また、勉強したばかりの時は憲法科目ならば憲法ばかりの勉強をしたほうが効率がいいのですが、試験では憲法だけではなく民法や行政法の知識も必要です。そのため、私の場合は試験2ヶ月前からは可能な限り毎日すべての科目を勉強するようにしました。今回の記事が行政書士試験や勉強方法の参考になりましたら幸いです。

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