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ポリプテルス 古代魚の病気

ポリプテルスの条虫症とカラムナリス症

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こんにちは古代魚ナビです。今回はポリプテルスの条虫症とカラムナリス症について書いていきたいと思います。どちらもポリプテルス以外の古代魚でもかかる病気となっており早期発見、早期治療が重要です。

条虫症とは


(画像引用元:https://tomesaku.exblog.jp/)

条虫とは体内に寄生するサナダムシと同じ仲間の寄生虫で、腸に寄生しています。大量に寄生されるとポリプテルスはやせ細り、食欲も減退、長期に渡ると死亡してしまう事もあります。

厄介な寄生虫であるマクロギロダクティルスポリプティーと同じようにワイルド個体(特に下顎突出型)では寄生されている事が多く、水槽などの閉鎖環境によるストレスによって症状が悪化します。

治療方法はマクロギロダクティルスポリプティーと同様に薬はトロピカルNリフィッシュを用いる方法が一般的ですが処置に急を要しないので、個体の様子を見ながら餌を食べるようならディスカス用の虫下しハンバーグなどを与えると改善します(個人的にはハンバーグがおすすめです)。

条虫症の治療

  • トロピカルNなどで治療する
  • 虫下しハンバーグで治療する

カラムナリス症(尾腐れ病)

カラムナリス症は尾腐れ病やボンド病とも呼ばれています。フレキシバクター・カラムナリスという細菌の感染によって発病し、患部が溶けるように壊死がが進み、筋肉組織まで感染が進むと手遅れとなり大抵の場合、回復は難しくなります。

ポリプテルスの場合、尾びれの先端から発症する事が多く、感染した個体を見つけた場合はすぐに隔離する事が大切です。

カラムナリス症の原因

カラムナリス症は水槽内に過剰に蓄積された硝酸塩やフィルターの目詰まりなどで水質が急激に悪化した場合などに発症する事が多いです。

ポリプテルスの中でもオルナティピンニスウィークシーは特に硝酸塩が溜まった飼育水に弱い傾向があるのでこまめな水換えを心がけましょう。

カラムナリス症の治療方法

治療方法としては感染した個体を0.5%の濃度にした治療用の塩水水槽へ移しグリーンFゴールドを規定量投与します。

外科的な手術も有効で、ヒレに腐りかけている部分がある場合は、鋭利なハサミでカットすれば病気の進行が止まり回復するケースもあります。

ポリプテルスの病気まとめ

古代魚の病気の治療は早期発見・早期治療が大切です。また、水槽の環境が悪い場合に発症するケースが殆どなので病気になりやすい場合は水換えの頻度を上げるなど、飼育環境を改善した方がいいでしょう。

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