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肺魚とポリプテルスの外鰓と古代魚購入のポイント

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外鰓(画像引用元:http://elco.blog.shinobi.jp/)

こんにちは古代魚ナビです。今回は肺魚やポリプテルス固有の形態である外鰓と古代魚購入のポイントについて記載していきたいと思います。

外鰓とは

外鰓(がいさい)は鰓蓋に覆われておらず外部に突出した形態を持つ鰓(エラ)の事で魚類ではポリプテルスと肺魚が保有しています。

成長し肺呼吸をするようになると縮小・消失しますが一部の種は終生外鰓を保持し続けます。

外鰓の発達

稚魚の間に外鰓がなぜ発達するかには諸説ありますがポリプテルスや肺魚の稚魚期は自然界では捕食者に狙われる存在です。

外鰓が発達せず肺呼吸のみだと空気呼吸のたびに水面に上がらなければならず、大きな危険が伴います。外鰓があれば肺呼吸をする必要はなく、水草や岩の隙間に身を潜め生活することができます。

肺魚の外鰓

アフリカハイギョ(プロトプテルス・エチオピクスプロトプテルス・アンフィビウス)と南米ハイギョ(レピドシレン・パラドクサ)の頭の両側には、ヒモ状の「外鰓」が発達します。

成長するにしたがって縮小あるいは消失しますが、プロトプテルス・アンフィビウスなどでは成長してからも痕跡が残ります。

ポリプテルスの外鰓

条鰭類の系統に位置するポリプテルスの稚魚にも外鰓はあります。ポリプテルスでは内鰓(通常の魚のエラ)と共に、肺が充分に機能していない時期の呼吸を補助します。

また、肺魚とは異なり外鰓は成長と共に徐々に小さくなっていき、やがて見えなく見えなくなってしまいます。

古代魚 太郎
幼魚期のポリプテルスは何にでも食らいつく大食漢で他のポリプテルスのフワフワした外鰓を餌と思い喰らいつきます。その為、外鰓が欠けている個体などが熱帯魚ショップで売られていることがあります。

管理人も共食いにより外鰓が欠けれている個体を何匹か育てたことがありますが、その後、しっかり成長しているので、欠けてしまってもあまり神経質に考えすぎない方がいいかもしれません。

外鰓と古代魚購入のポイント

一般的に餌の摂取量が多く健康状態が良いと外鰓はより大きく広がると言われています。ポリプテルスでは稚魚から幼魚期に外鰓が大きく発達している個体は栄養状態が良い為、成魚になった時に大きく成長すると言われています。

その為、ポリプテルスやハイギョの購入では外鰓が綺麗な個体を購入したほうが健康状態も良く、育てやすい可能性が高いです。今回の記事が古代魚購入の参考になりましたら幸いです。

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